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隠しページ探しにまたハマってしまった

隠しページ探しにまたハマってしまった。
だいたい5年に1回くらいのインターバルでハマっている気がする。


今、隠しページ界は完全に斜陽産業といっていい。
有名どころは次々と閉鎖し、新しく立ち上がったサイトもなかなか見つけられない。
新参が最初によりどころとするような、優秀な解説ページみたいなのも無くなってしまった。
リンク系の問題からソース系、ツール系と徐々に進化し、丁寧に基本を教えてくれるページが、確か3つくらいあったとは思うんだが、今見つかるのは1個だけ。しかも跡地であり、前より内容が減った気がする。

生き残っているいくつかのサイトも、完全に更新が止まっている。
今からそいつらを解こうとすると、上から下から沸きあがってくる広告に邪魔され、
ソースを見てもどっからが自動挿入の広告タグなのかわかりづらく、
JavaScriptはバージョンが違うのか何かで上手く機能しなかったりする。

さらに追い討ちをかけるように、「ツール系」問題で頻繁に使われていたJDAなどの偽装ツールがリンク切れ。
あのRarUtyですら跡地になり、更新・サポートが完全に止まっている状況である。
当時、ツールといえばこれとこれとこれみたいな共通認識があったから、だいたいどういう問題が出たらどのツールを使えばいい、みたいなのが固定されており、特定のツールを使わなければ解けないような問題も珍しくなかった。
それがリンク切れとなれば、当然、今から入った者は解けない。

さらにさらに、個人的にはこれが一番深刻だと思うのだが、管理人が定期的にBBSに張り付いてくれなくなった。
やる人がいないから、仕方が無いのだが。
個人的に、隠しページ探しは、掲示板でヒントをおねだりして、管理人や一足先に解けた上級者さんが「わかるのかわからないのか微妙なヒント」を小出しで教えてくれて、それとうんうん格闘しながらまたおねだりし、次のヒントを心待ちに眠れぬ夜を送る、というのが大きな醍醐味のひとつだと思っている。
今、それらの掲示板には変なダイヤモンドだかバイアグラだかの広告がたまに投稿されてるだけで、質問したところで1年くらい返事が無い可能性もある。

まあ、もう時代は終わったのかな、と思わなくもない。


10年前、最初にハマった時は、「隠しの館」だった。
単純にリンクを探すだけの問題から始まる、まさに初心者向きのサイトで、徐々に手が込んでいき、後半はソースを解析する本格っぽさにワクワクが止まらなかった。
今から思えば、あんなのは本格でもなんでもなかったんだけど。
確か10問クリアしたらレベル2があって、そこで止まったんだったかな。
ツール系の問題が出て、手が出なかったんだと思う。当時は学校のPCでやってたし。
ただ、私がHTMLの知識を覚えたのは、間違いなく「隠しの館」のおかげだった。

5年前は、急にその時のことを思い出して、自分のPCもあって、それで前より本格的にチャレンジしてやろうと思った。
だけど、「隠しの館」は無くなっていた。
(今見たら、同名の類似サイトがいっぱい発生している。その内1個はかなり本物の「隠しの館」に近いが、何故かボリュームが激減しておりレベル2もない。)
その代わりにいくつかの素晴らしい、本格的な隠しページ探しをみつける。
その時遊ばせてもらったサイトのいくつかは、サーッと見たところ、今でも残っている。
特に重要だったのが「隠しページ SuperLinks」というサイト(無断リンク歓迎ということで勝手にリンクさせてもらった)。今は更新が止まり遺跡となっている。
良質な隠しページ探しが色々紹介されていて、おまけに簡単な練習問題・解説もついていて、本当にいい勉強になった。
他にも似たような場所があったはずなのだが、忘れてしまった。
隠しの館を遥かに越えた難問の数々に苦戦させられながら、色々な知識を覚えた。
貪り食うように、色々な問題を解きまくり、そして唐突に飽きた。
解ける問題がワンパターンだったのと、そしてそれ以上に解けない問題が多すぎた。
未だこの時、ツールに手が出せなかったのだ。
ただ自分のPCでやってるだけあって、DLしてちょこっと弄ればいいだけの問題とか、文字コードを変えたりする問題は新たに解けるようになった。
バイナリエディタを使う問題も簡単なものなら何とか解けた。
間違いなく私のPC知識、検索能力、BBSのマナー、そして、各種暗号に対する耐性はこの時鍛えられたと思う。

そして今。
私はついにツールを使いこなすようになった。やってみれば、意外と簡単だった。
たぶん私自身のIT力が上がっているのだとも思うが。
いつも、隠しページ探しをするたびに、新たな発見があり、新たなPCスキルが身につく。これは本当に凄いことだと思う。
こんな凄い遊びが、他にあるか。
日本の全ての中学1年生に、隠しページ探しをさせたいくらいだ。


隠しページ探しは何故面白いのか。
色々考え付くことはあるが、一番は、「HTMLという既存の枠組みを借りている」ことにあると思う。
あらゆる遊びは、枠組みが必要で、その枠組みの複雑さに従って遊びの面白さが増していく。
ルール無用の玉蹴り合戦より、厳密に組織されたサッカーの方が深みがあるように。
その意味では、遊びを創作することは、枠組みを創作することでもある。
だが隠しページ探しの場合、最初からHTMLという枠組みがあり、あるいはネットという枠組みがあり、その中で元からあるルールの様々な裏をついて正解を隠蔽するゲームなのだ。

HTMLにしろネットにしろ、最初から「隠しページ探しをするため」に生み出された枠組みではない。
本来の用途のための、様々な仕組みが複雑に組み合わさって出来ている。
本来の用途のための機能があり、ルールがあり、制限がある。
だからこそ、「隠す」という作業も「見つける」という作業も、格段に難しく、幅広くなる。
たとえば推理小説の謎解きより、普通の青春小説の中で急に謎解きが出てくるほうが難しいのは、どこが謎に関係あるのかがまずわからないから。なんでもない会話に見せかけてヒントを隠すという手法がばれにくいから。
それと同じことが、隠しページ探しにも言える。

ツールを使う問題の場合は、少し面白みが変わってくる。
画像を落として、その中に隠蔽されている偽装ファイルをツールを使って取り出して……という作業は、それ単体では、謎解きとは到底言えない。
が、これ自体は作業として謎の面白さがある。
アングラ感というか、ITバリバリ感というか、全能感というか。
適切なツールを持っていない場合は検索してフリーソフトを入手するところから始まるのも、自分の能力が試されている感じがする。
取り出したファイルがまた改造されていたりして、再びツール選びから始まるのも不思議と面倒ではない。
状況に応じて最も適切なツールを選び使う、という一連の流れが、急に日曜大工に凝り出してしまうお父さんの感覚に似ているのかもしれない。
もちろん、偽装を解除するのにパスワードが必要だったりもするから、そこで謎解き要素は出せる。

最も面白いのはこれらが組み合わさったときだ。
最終的には次のページのURLを探すというだけなのに、ソースを捜せばいいのか、画像をツールにかければいいのか、はたまたCSSファイルやJavaScriptのソースを見ればいいのか、もう出来ることが山ほどある。
パスワード付きZIPがあったら、パスはどこかに書いてあるかもしれないし、ツールで総当りできるほど短いのかもしれない。
変な画像があれば、それはマスクされているのかもしれないし、透過かもしれないし、GIFなら2コマ目に答えがあるかもしれないし、ペイントで塗りつぶせば答えが出るタイプかもしれない。偽装された別の拡張子のファイルなのかもしれないし、バイナリを覗けば答えが書いてあるのかもしれないし、別のファイルが埋め込まれているのかもしれない。あるいは単に、画像の中に小さい文字で暗号が隠されているだけかもしれないし、ファイル名がヒントなだけかもしれない。

たとえば、あなたがとある問題ページのソースを見ると、怪しいJavaScriptファイルとCSSファイルが参照されていたとしよう。
JavaScriptのほうを覗けば、明らかにどこにも使われていない謎の関数がある。よく読むと、それは文字コードを使って特定の文字列を出力させるだけの関数のようだ。
そこでgoogleをフル活用してその文字コードを本来の文字列に直す。何らかの英単語が出てくる。
次にCSSを覗けば、コメントで「キーワード.zip」と書いてある。
そこであなたはひらめき、先ほどの英単語に.zipをつけてアドレスバーに入力、とあるZIPファイルを得る。
しかしそのZIPはパスワード付きだった。ソースには他に何のヒントもないので、総当りツールを使うと、4文字の簡単なパスワードだった。
中から出てきたのは暗号の書かれたテキストデータ。他に仕掛けはなく、自分の頭で暗号を解くようだ。
苦労して暗号を解いたらURLが出てくる。無事に進めた……と思ったら404ページ。しかし、そのページは実はダミーの404ページで、実は白背景ではなく真っ白な画像が背景に設定されていた。
そいつをDLして偽装解除ツールにかけてやると、それは埋め込みJPGだった。偽装解除するのにパスワードが必要だったが、先ほどのZIPファイルのパスワードを入れることで、解除できた。
出てきたのはCPマスクのかかった画像。CPマスクの解除にはパスワードが必要だが、正解は最初にJavaScriptから入手した英単語だった。
あなたは無事、次のURLの書かれた画像を手にし、次の問題に進むことができた。

とまあ、こんな具合に、リアル脱出ゲーム的な面白さも有してくるのである。


どうして隠しページ探しは斜陽になってしまったのか。
単にブームが終わっただけなのだろうけど、いちおう以下のような理由が挙げられるかもしれない。

・ブログの台頭。
個人ページそのものがなりを潜めてしまい、どんなページを作るにもブログ、の時代が来てしまった。
ブログで隠しページ探し、出来ないことはなかろうが、相当できることは少なそうだ。

・HTML手打ち文化の衰退。
上とも関連するが、HTMLを自分で作ってアップして……という文化がそもそもないから、HTMLに理解のある人が減ってきた。
ありえないタグを作ってそこに正解を隠す、とか。HTMLを知らないと見抜けない。
あと、タグよりもスタイルシート方式でページを装飾しなさい、という風潮が推し進められてきたことも逆風だろう。

・ネット全体のクリーン化。
隠しページってけっこうアングラな所から発生したものだ。
そもそもは、個人サイトに裏入り口とかを隠してたのが始まりだし、偽装ツールとかも、違法なファイルの受け渡しで使われてきたところがある。
ネットが一般大衆のものになるにつれ、ネットそのものがアングラだった雰囲気は完全に薄れた。それで裏入り口文化もなくなるし、偽装ツールもリンク切れになるし、隠しページ探しを作る土壌がまったくない。

・無料で遊べるコンテンツの充実。
そもそもネットで遊びたければ、フリゲーもあるしブラウザゲーもあるし、Web漫画にWeb小説、まとめサイトにSNSなどなんでもやることがある。
わざわざ隠しページ探しなんてしなくても楽しめるっていうのは大きいと思う。
10年前にハマった時は、適当に楽しめるコンテンツが隠しページ探しかおもしろフラッシュくらいしかなかった。当時2ちゃんは怖かったし。


そんなわけで退廃の一途を辿っている隠しページ探しであるが、今こそ、皆隠しページ探しを楽しむべき!と私は思う。
理由は以下だ。

・ネットと現実との距離が縮まった。
今のみんなは昔よりネットに慣れ親しんでいる。うまく導入できれば昔より客層は増えるはず!
以前twitterであった「ネットプリント」を利用した宝探しのように、斬新な謎解きだってできるかもしれない。

・リアル脱出ゲームの流行。
似てる!似てる!

・過去ログの充実。
確かに更新の止まった掲示板に今質問しても、ヒントをくれることはないだろう。
でも、その代わりに、管理人が過去ログをまとめてくれているところが多い。
先人達が積み上げてきた無数の質問、それに対する微妙なヒントがいくらでも埋まっている。
そいつを発掘しながら進むのもまた醍醐味ではないか!

・今ならではの新しい隠し方。
隠しページ探しは、既存の枠組みを利用してかくれんぼをするゲーム。
今ならブログにtwitter、FacebookにMixiと新たな枠組みがむしろ増えていると捉えればいい。
Youtubeに投稿して動画の中にヒントを隠すとか、ちょっとしたブラウザゲーを作ってその中で特定の行動をさせるとか、読書メーターの本棚に暗号を忍ばせるとか!
脱出ゲームやらのノウハウが蓄積しているおかげで、そういったことはいくらでもできる。
てか、むしろやりたいので、是非作ってください!

・いまだに更新している隠しページ探し。
がんばって探せば、なんと最終更新2015年とかの隠しページ探しも見つかる。
それも結構本格派のものだ。
私もそれにチャレンジしていくつもりだが、この際、皆もここから初めてみませんか?
一緒に掲示板でヒントを出し合ったりしようぜ!


さて、だいぶ熱くなってしまったが、とにかく私は今でも隠しページ探しが好きだ。
これからハマる人のために、今でも使えるツールとか、基本的な知識をまとめてこのブログにあげたいと思っている。
いつになるかはわからないが、必ず上げるので、ぜひそれを読みながら隠しページの世界に足を突っ込んで欲しい。
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